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ミラノ五輪で読まれた詩(due poesie * Milano Cortina 2026)

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ミラノ・コルティナ五輪開会式(録画映像)


ミラノの五輪開会式では、イタリア語の詩が二つ朗読されました。
さすが古代ローマにさかのぼるラテン詩の国、音楽の国ですね!
一つ目はsnowdropの好きなレオパルディの詩の冒頭(試訳付)。


L'infinito (Giacomo Leopardi)

Sempre caro mi fu quest’ermo colle,
E questa siepe, che da tanta parte
Dell’ultimo orizzonte il guardo esclude
Ma sedendo e mirando,interminati
Spazi di là da quella,e sovrumani
Silenzi,e profondissima quiete
Io nel pensier mi fingo; ove per poco
Il cor non si spaura.(…)


無限  G. レオパルディ(1798-1837)

いつも私がなつかしむのは寂しいこの丘、
地平の果てから目をさえぎるこの生垣。
ここに佇み眺めつつ
の彼方の果てしない広がりと、
人智を超えた沈黙と、
深い静寂を思うとき
畏れを感じずにいられない(…)


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レオパルディの詩集(1999年購入)


二つ目はジャンニ・ロダーリ(1920-1980)の詩です。
子供にも分かる言葉が大人の心に深く届くの日はいつ?
イタリア在住のなおこさんのブログに全訳があります。
ぜひ じっくり味わってください。



時代を異にする二つのイタリア詩の選択から、
人間と自然の調和、人間同士の調和(反戦)のメッセージが伝わってきますね。
雪崩や酷暑、戦争で五輪が開催できなくなる日の来ることがありませんように。
五輪のイタリア開催に合わせて、二月の奏楽(前奏と後奏)は
イタリアの作曲家フレスコヴァルディの「キリエ」を選びました。
五輪休戦すら実現できない人類を神様が憐れんで下さいますように。


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イタリアの五輪の雪をまなうらに明るく弾かんフレスコヴァルディ


薄雪のミラノ車窓の山すその樅の電飾見つるつかのま


あの村の雪の舗道(しきみち)家のなか覗くがごときテレヴィ番組


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「小さな村の物語イタリア」録画映像


イタリアの小さな村のように雪の降った日、
フィギュアスケート団体競技の録画を見ました。
町田樹さんの簡潔にして広く深い解説が素晴らしい。
しっかりした技術評に、独特の美意識がにじみます。
歌詞と振付の結びつきも詩的な言葉で解き明かします
(昔は歌詞付きの曲は使えませんでしたっけ)。
こんな歌評ができればいいな…
「アメリ」(平昌)に始まり「愛の賛歌」(ミラノ)に終る
坂本選手の長年の活躍に拍手を!👏

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グラディエータ(剣闘士)を熱演する三浦・木村ペア。
彼らはいつも戦友のように強く爽やかな絆で結びついています。
日本のペアが世界チャンピオンとなる時代が来たのですねえ。
「転倒がありました」なんて、町田さん、ユーモアもキレッキレ。

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昔のペア事情(google search)

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