
野の花のブーケの前で待ち合はせぺんぺん草のゆるる想ひは
our rendez-vousin front of a flower shopwith wild flowers' bouquets,where shepherd's pursesswing like racing hearts

食卓の楽はユーミン はた さゆり ホストのかくるセザール・フランク
(♪ ← クリックでフランクを聴けます)
仏蘭西と東(あづま)のはちみつ合せいざ大和の甘葛(あまづら)参戦させん

歌友とふたり選びしティーサンドかぼちや入りのをひと箱加へ
メロンパンのキラキラしき皮よけれども中の真白のふはふはもよし
この日ご一緒した歌人にして翻訳家、お菓子研究家の岡部史さんの著書『お菓子のうた 甘味の文化誌』でもメロンパンが論じられています。(↑ ぜひ書名をクリックしてください)

ウズベクの皿にならびし焼きたてのスコーン心はいづこを旅す
歌の友ふたりの語るアメリカとアジアの風を香料として

ハンガリーの茶器にそそげるイスファハン、レディ・ヒリンドンの赤と黄金と
イスファハンの紅茶を嗅げば G.フォレのイスファハンの薔薇口をこぼるる
(♪ ← クリックでフォーレを聴けます)
町田の蜂蜜
土俵入り力士のやうなる蜂蜜を囲める瓶は審判員か
縁側のおふとん恋し菜の花の蜜より金のおひさま匂ふ
みつばちに体臭ありやどの花の蜜にも動物性のあと味
菩提樹のしろき蜜より教会のらふそくの白かすかに香る 🕯
りんでんは独逸トゥイユは仏蘭西の菩提樹のこと花は何いろ

赤い菩提樹の花(学生時代にもとめたヘッセの詩集)
栗(シャテニェ)の蜜の濃ゆきは黒パンにやまとの蜜のかろきはお茶に
たとふれば紛れこみたるベジタリアン夏蔦の葉の澄んだ甘みは
東西の菓子研究家の食卓へのぼる甘葛うれしからまし
苦き愛(アムール・アメル)カカオ量(たとへばギワク)を増しすぎたなら
森永のココア明治のチョコレートけつこうがんばつてると思ふの
輸入食品店でもとめました(google search)
わが家で
ホワイトデイのマーシュマロウの夢とほし小(さ)枝に刺して焚火にかざす
雪みつつ焼きマシュマロをほほばればきさらぎの午後ゆふぐれ速し
マシュマロを飲みこみ父の枕べに添ひたる夜のとほざかりゆく
うちはグリルのココットのトーストモードで焼きます。
岡部さんの著書にはマシュマロが何度か出てきます。
各国の砂糖とお菓子の歴史、風土、製法を解き明かしてくれます。
(↑ ぜひ書名をクリックしてください)
オールカラー写真の著書から(2008年3月、岡部さん撮影)
父と旅したエジプトのお菓子の甘さを思い出します。
この甘さがエジプト人の平均寿命を縮めているのだと
カイロの現地ガイドさんが言っていましたっけ。
2010年の冬、革命の僅か一カ月前のことでした。
素人が覚えてゐるのは甘さだけカイロのお菓子、紅茶はリプトン
ギザの宿の朝のはちみつ巣箱から引き出したての隔王板か
(同上)
(All Rights Reserved)