きさらぎのオルガン(jeux de l'orgue au mois de février)

二月の奏楽に選んだ J.C.バッハ(J.S.バッハの末息子)の小フーガ。原曲のコラール「わが心の底より」のドイツ語版の動画を見つけました。合唱はバッハ祝祭合唱団、オルガン奏楽はあの冨田一樹さん。西宮聖光教会のチャペルコンサート(2013年)の映像です。スマホで聴きながら撮影しました。続きの歌詞は、先代の牧師先生から頂いたコラール集にあります。不思議な縁のつながりを感じるオルガン曲です。 
オルガンを演奏する時、どこをスラーにし、どこに息継ぎを入れるか迷います。コラールの歌詞があれば、歌詞に合わせてアーティキュレーションを決めます。プツプツ切るのではなく、焼きたてのカイザーゼンメルの歯ごたえのような(意味不明の比喩?)、絶妙の切れ目を入れるタッチが難しくて。でも、音楽の本質に近づいたような確かな手ごたえがあります。
ドイツで食べたカイザーゼンメル(2004年)ターフェル・ムジークは?
二月に選んだもう一曲は、F.クープラン「われらに平和を与えたまえ」。「修道院のためのミサ曲」のうちの一曲ですが、別の一曲が昨秋トン・コープマンのリサイタルで聴かれました(ベスト・オブ・クラシック)。丘の上の教会のオルガニストの好きな演奏家です。わが家にもオルガンやチェンバロのCDがあります。

この年も平和を祈る讃美歌のおほく私のオルガンもまた
cette année encorehymnes pour la paix sont chantéesmon orgue aussiune piece pour la paix,par François Couprin

クープランのプレリュード・ノン・ムジュレ(部分)
究極のアド・リブのために?
人生の前奏曲はノン・ムジュレ楽譜の風に身をまかせつつ
le prélude de la vie est commenon mesuré laissant le ventporter ma vie

もがいてもどうしやうもないことがある風のかたちに乾きゆく草
ドビュッシー「野をわたる風」末尾*Durand社の「前奏曲集」初版本(古楽演奏家 須藤岳史氏のtweetよりお借りしました)
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