一粒社ヴォーリズ設計事務所による昭和の教会堂
去年から緑のツリーに替り電飾ツリーが登場しました
今年のクリスマス礼拝はイヴに当たっていました。
snowdropは電車に乗って家族の教会へ。
日曜のイヴ、家族連れも友達同士も恋人同士もうれしそう。
snowdropの短歌は淋しそう?いいえ、幸せなイヴでした。

去年(こぞ)父の渡りし流れふたたびを娘は渡る浪速メトロで
浪花なるメトロのドアは豹柄でおばちやんひとり淀川見つむ
両親の眠る納骨堂、そして祈祷室でひとり祈りを捧げます。
ここは日曜の朝一番は、子供たちの教会学校の教室でした。
教会堂のドアを開ければ、サンタクロースの壁掛けがお出迎え。
礼拝中、子供たちにはプレゼントが手渡されます。
サンタクロースの行列を見守る、教会創始者父子(河邊貞吉・満甕)の写真・肖像画

榛原の小学校のストーブと教会ロビーで再会したり
あたらうかあたらうよこのストーブで焦がしてみたしあのコッペパン

体があたたまったら、ロビーから教会内へ。
いつも麗しいクリスマスの飾りつけ✨
あら、蝋燭がLEDに替わっています!
去年は家族を送ったばかりで気づきませんでした。
その前の数年は来られませんでしたし。
献金袋のデザインも変わりました。
左側のは環境に優しい古紙を用いているでしょうか。
昭和の廃校を訪ねた直後だからか、型板ガラスが目に留まりました
これもきっと昭和の硝子ですね。
黄金色の柔らかな光が差し込むのが好きで、いつも窓際に坐ります。
右のガラス窓は、右手の聖歌隊席の後方に位置します。
数年前から聖歌隊は正面前方の信徒席に座るようになりました。
祭服の代はりに白きガウン着けY元牧師わが傍らに
この年も師のテノールの朗らかにアルトで和する「エサイの根より」
今朝の「古楽の楽しみ」によれば、テノールは引き延ばすという意味です。師と兄姉の寿命が延びますように。
ロビーの喫茶コーナーでオルガニストと隣り合い、会話が弾みました。
ノートルダム楽派、バッハからショーソン、ジョン・ケージ、etc.
そして、午後のオルガンの稽古を見学させて貰えることに!
えっ、内陣(壇上)に上がらせて貰ってよろしいのですか?
遂にはこの教会のオルガンを試し弾きさせて頂きました!!
小さい手に短い親指、あかぎれが出来始めで苦労しましたが。
トランペット、リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、etc.
様々なストップを操作することでオーケストラのように多彩な響きが生み出されます。
音楽好きだけれど耳が弱くて、生演奏は苦手なはずのsnowdropですが、疲れません。
まろやかなオルガンの音色を木造建築がさらに和らげてくれるからでしょう。
二階の窓と天井構造(木造)

十字架の窓は吹き抜け
十字架の窓の向かうに父母が吾を待ちをる小堂のあり
新年を迎ふるバッハのコラールを聴きつつ祈るピアノの椅子で
お祈りはきつと叶ふと語るがに父よいつからほけほけ父さん
as if saying
"Your dream will come true,
I mediate."
when did you become
such a generous father?
オルガニストは何人かおられますが、Xさんの演奏は型破りな所があります。
台湾の参列者のために台湾の曲を演奏なさったり、心憎いこともなさいます。
演奏を聴くたびに、小説めいた前半生を想像したりしていたのですが…
調律のお仕事やバンド活動をなさるとお聞きし、腑に落ちました。

小国を守る気概に満ち満つるウクライナ国歌の歌詞の英訳
姉妹の暮らすスオミの神さまは武器の代はりに琴を奏でる
♪(音符クリックでフィンランド国歌が聴けます)
「蛍の光」をオルガンとピアノでセッションして、イヴの午後はおひらきに。
(夜の燭火礼拝は、帰宅が遅れそうなので遠慮しました)
はやくも黄昏れてきた教会堂。LEDの電飾が灯されています。
とっぷり暮れると下図のようになるのですね↓(教会紙のモノクロ写真)
その下に、snowdropのバイリンガル短歌が見えますでしょうか。

いつもご掲載ありがとうございます。
ベツレヘムの瓦礫の厩(2023年12月24日、ZDF録画映像)
じつは千里山基督教会は一度火災に遭っています。
教会員の尽力と一粒ヴォーリズ設計事務所によって速やかに再建されました。
焼け残った聖書がいまも大切に保管され、歴史を語り伝えています。
教会内部の全景は「ももさへづり*うた暦」の大きな画像でどうぞ。
その夜の燭火礼拝の幻想的なお写真もお借りしてご紹介しています。
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