
父の生まれた8月に、父との船旅を偲んで映画を観ました。
フェリーニの「そして船は行く」
2000年代に恩師の奥様のVHSをダビングして貰ったのですが
再生が難しくなってしまい、DVDを購入。
ほぼ四半世紀ぶりに観る映画は…
えっ!モノクロでしたっけ?
映画の冒頭はモノクロからセピア、カラーへと移ってゆきます。
この船は、ソプラノ歌手エドゥメアの遺骨を地中海の島に撒くべく
音楽家や歌手、劇場支配人、喜劇役者などを乗せて出港するのです。
マリア・カラスみたいにギリシア系の歌手なのですね。
希臘、いつか旅したい…
(両親のギリシア旅行はイラク戦争で中止に。因縁の希臘)
彼らが歌うオペラのアリアは、イタリア人ならお馴染みのものばかり。
でも、多くの日本人にはピンと来ないかもしれません。
フェリーニ生誕百年の年に、この映画がテレビ放映されなかったのも
頷けます(「アマルコルド」や「甘い生活」はNHKで流れました)。
シューベルトの「楽興の時」をシャンパン・グラスで♪
おもひだすシャンパン・グラスのMoments Musicaux
フランツ・リストと似た楽人の
I remember
Moments Musicaux played with
champagne glasses
by a Liszt-like musician
in Federico Fellini's film
尼さんに高音域の発声のコツを教えてもねえ…
こちらの音楽家は、古楽奏者鈴木雅明さんそっくりですね!
その道を究めると風貌までその土地に染まるのでしょうか?
むかしドイツ語の教官そっくりの金髪碧眼のおじさんと
ミュンヘンですれ違いましたっけ。
客船の大食堂は
プルーストの『失われた時を求めて』に出てくる
海辺のグランド・ホテルさながらの豪華さ。
高い天井、広い窓、ゆ~ったり時間が流れます。

小説のモデルになったノルマンディのグランド・ホテル(2004年)
フランス人による漫画『失われた時を求めて』(2004年に現地購入)
RTP(BD) , dessin de Stéphane Heuet
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