ふたりの琥珀糖(due dolci per due amici)


白鳥のお菓子と赤き苹果ひとつ
少年たちの閑雅な食欲

Campanula medium
ああ皐月カムパネルラの花の鐘りんりんと鳴るジョヴァンニの恋
Ai, maggio!
campanelli di campanella
suona!
l’amore sfortunato
da Giovanni a Campanella


歌会にふさはぬゆゑに断りし夜間飛行の香のひとしづく
GUERLAINにて貰ひし地図の目的地 若葉雨ふるHotel Awinaへ
なんと鉱石の標本そのもののような透明感も美しいお菓子があるとは!
夜間飛行、読んでみたいなと記事を拝読して改めて思いました。そうして、もうずいぶん前に読んだ『銀河鉄道の夜』も今読み直せばまたきっと新たな世界を新たな感慨で旅することができそうだなあ、と。
二つ目の歌と花の写真に、夜空を走る汽車の走る音や駅に響く鐘が重なります。
コメントをありがとうございます。
パレストリーナは村の名前だったのですね。
レオナルドがヴィンチ村の出身であるように。
きっと美しい村なのでしょうね。
ご夫君が合唱団でパレストリーナを歌っておられたとは!
聴くだけでなく、ご自分で歌うとさらに音楽が深く理解できるのでしょう。
動画もご覧くださってありがとうございます。
洗礼者ヨハネのイメージで選びましたが、
歌詞はご存知ペトラルカの«Chiare, fresche et dolci acque» (Canzoniere 126)です。
短歌にお目を留めてくださって嬉しいです。イタリア語は歌うためにあるような言語だと改めて感じました。World Voiceでの日本語との比較、興味深いです。
ホテルの名のAWINA、逆さに読むとNANIWAになるそうです。面白いですね。


