お庭ランチへようこそ(lunch in a churchyard)

イースターの次の週に、隣県のお庭ランチに招かれました。
焼きたてパンと焙煎珈琲に合わせたおかずを用意しました。
↓ すてきなお家?じつはれっきとした教会堂なんです。
左端の棟の屋根に白い十字架が見えますか。
花水木のピンクが空に踊り、小手毬が手招きしています。
この教会堂がいちばん華やぐ時に来合わせたでしょうか。
19世紀に創立され、戦災ののち戦後再建された由緒ある教会 ✝
ふるさとの図書会館を思ひ出す赤屋根瓦の平屋の教会
復活節第二主日の翌日の御堂しづかに目を覚ましたり

なつかしき足ふみオルガンに誘(いざな)はれ父母の愛せし讃美歌うたふ
the reed organthat reminds me of old dayssings Hymn no.132that my mother and fatherloved in their last days
礼拝の動画とおなじソプラノがチェックのシャツの牧師の口より



刺繍つき布のカバーの讃美歌集これは絵本ではありません
人びとが持ち寄る花と置物が御堂の庭を公園とする
育みし人は来ねどもアマリリス記憶どほりの赤を咲かせり
君子蘭?


ひるまから飲んでしまつていいかしらん焼き筍の誘惑に負け
ラタトゥイユの赤き蕃茄(トマト)と紫の茄子(なすび)の甘し夏は目の前
牧師館のルツ姫うさぎ内気なりうさぎりんごは麻呂がいただく

中庭の石のこみちを目で追へば休み処に着きし黒猫
勘九郎?いえタンクロー黒猫の名前のわけを聞きそびれたり


黒猫のあゆむ窓べに黒白の牧師の衣干されてゐたり
near the windowfacing the courtyardwhere a back cat walksthe priest's black and whiterobe was hung

珈琲色の珈琲豆を挽く音を聞きつつ思ふハワイの歌人を
ゆふぐれて食後に祈る歌人ふたり足元に佇(た)つ空の酒瓶

教会の庭のベンチもテーブルもけふは貸し切り春風そより
(All Rights Reserved)