山茶花夫人と葡萄酒を(Pas de Beaujolais mais Franken…)
11月11日に1番に1輪咲いた山茶花(カメリアさざんくわ)
古代中国の暦、七十二侯では、2020年11月7-11日は「山茶始開」。「山茶始開」は「つばきはじめてひらく」と読みます。さざんかじゃないの?「山茶」は中国語で椿(カメリア)一般を指すそうです。山茶花は英語で camellia sasanqua(カメリアさざんか)。ツバキ科ツバキ属です。
According to the 72 pentads (ancient Chinese calendar) ,the first camellia blooms during November 7-11. I found the above camellia sasanqua on November 11.
ミュシャの描いた白椿(部分図)
「椿姫」は「山茶花夫人」などと呼ばれたこともあるとか。出典は未確認ですが、森鷗外(林太郎)だそうです。ちょうど鷗外を思いつつ果物の砂糖煮をこさえていたところでした!衛生に厳しかった鷗外、果物は火を入れないと口にしませんでした。ベートーヴェンもフルーツ・コンポートが好物でした。「遥かなる恋人へ寄す」でも聴きながら、椿姫と姫林檎を…
It is said that
La Dame aux camélias was called Mrs Camellia Sasanqua
by Ogai Mori.He was a doctor and never ate raw fruits.Ogai as well as Beethoven liked fruit compotes.
ここでレシピをご紹介 🍎林檎の皮、100グラムの水とお砂糖、白ワイン適量をミルクパンで煮立たせ、林檎を入れてことこと20分。冷蔵庫で一晩寝かせると、まあ!ほんのり林檎色になりました。
Recipe 🍎
Peel four or five club apples; boil water (100g) with sugar (100g), rinds of the apples,and white wine or lemon juice (to your liking);simmer apples for 20 minutes;cool them in the refrigerator overnight.
the rising omega sun over the sea?
まるで朝焼けの海に浮かぶダルマ朝日?(見たことないけど)
ルージュがすっかり落ちました。。。
達磨さん肩まで浸かってごきげんね赤い朝風呂貸し切りにして
その日の朝散ってしまった山茶花の花びらをあしらって。
Bon appétit!
気がつけばボジョレ・ヌヴォの季節なのですね。代りに2015年の独逸ワインを開けませう。
おや、20年前の伊太利のグラッパ、半分以下に減っています!天使の分け前が大きすぎ!?
Bien que je ne peux pas aller acheter Beaujolais Nouveau, je vais ouvrir ces bouteilles…
German wine for papa-Ogai…
Dr. 林太郎も愛したコンポートへの字の口をあーんとお開け
鷗外の学びしはるか独逸より白葡萄酒は泡たもちつつ
二十年(はたとせ)を経て伊太利亜の火の酒は熾天使らのもとへ昇りぬ
熾天使&智天使 (『ラファエロ』朝日新聞社)
漱石の末期の水はひと匙の葡萄酒なりき「ウマイ」と言ひき(2015年)
The water of the last moment of Soseki Natsume was a spoonful of red wine. He said, “ umai (yummy) ” (2015)
病気で休載中だった『ミチクサ先生』(伊集院静による漱石の小説)、再開!
日本経済新聞11月11日朝刊
伊集院静みちのく寒銀河 藤原龍一郎 (『豈』)
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by snowdrop-momo
| 2020-11-25 17:25
| Winter(冬の便り)
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