図書館の窓辺から(des fenètre d'une bibliothèque)

(10月中旬)
金木犀の香りに誘われて、久しぶりに外出しました。
電車に乗るのは今年初めて、バスに乗るのも久しぶりです。
バスは通勤時間帯の終りに当たっていましたが
どの窓も開けてあるので、風通しがいいです。
電車は秋のハイカーたちの姿がなく、急行でも空いていました。
Des oliviers odrants m'a invitée à sortir pour la première fois depuis longtemps.
L'autobus et train pour la première fois depuis dix mois!
Les trains moins bondées sans randonneurs de la saison.

行き先は京都のいつもの本屋と図書館。
お目当てはカレンダーの購入と調べもの。
snowdropらしい地味~な(?)、でも心躍るお出かけです。
図書館の窓は今年も優しい目でsnowdropを迎えてくれました。
右下の窓だけに唐草模様があしらわれていたんですね。
窓には紗のブラインドが下ろされ、中は見えません。
Je suis allée à une librairie et une bibliothèque en Kyoto.
Des fenètres comme des yeux gentils m'a reçu comme toujours.

調べものは鎌倉時代の楽人、狛近真(こま ちかざね)について。
前日に電話で相談しておくと
カートに山積みの画集や書籍がsnowdropを待ってくれていました。
わが名前付きのカートを嬉々として窓辺へ運び、
限られた時間での調べもの…一心不乱にノートを取っていると
関連論文など、追加の資料も届けてくださいました。
司書の方々のご協力に深く感謝いたします。
Merci beaucoup de collaboration de bibliothécaires!

図書館の窓辺から、光あふれる戸外へ出ると
平安神宮の大鳥居の上にダイナミックな雲!↑
拍子神社の小っちゃな鳥居と並べてみましょう。↓
狛近真という鎌倉時代の楽人をまつった神社です。
撮影したのは30年ぶりです。
30年前は、この楽人の歌物語を綴る日が来るなんて
夢にも思いませんでした。
↑ Torii grande en Kyoto vs Torii petit en Nara♪ ↓

(10月下旬)
拍子神社(上)は春日大社(下)の末社です
狛近真は春日大社で「蘭陵王」を舞いました。
Hyoshi Shrine is a subordinate shrine of Kasuga Grand Shrine in Nara.

「秋はひちりき」の書き出しは 狛近真『教訓抄』の一節を下敷きにしています。
「(…)唯春ハ春日ノ野辺ニ霞トトモニタチイデテ、竜笛ヲ嘯テ日ヲクラシ、
秋ハ三笠ノ森ノ月影ニサソワレテ、賀舌(篳篥の舌)ヲ含テ夜ヲアカシ(…)」
(『教訓抄』序より)
京都はいいですね。適度な広さで、タクシーを使うと素晴らしい文化遺産に出会えるのはすばらしいです。
東京は電車が乗れないと、人口が多く広すぎて非常に不便な場所をでどこもいけませんね。
私が住んでいるのは完全に住宅街で、季節を感ずる花々も見る機会がありません。
京都は比較的近いところに文化遺産や美しい庭があっていいですね。
京都や奈良、近江に住んでいる友達はコロナ禍でも、いろいろ楽しめる場所があるようです。
京都が恋しいです。
京都や奈良は東アジアの旅行者が消えて人が少なくなっていました。
私が学生時代の頃より電車の路線が増えて、ずいぶん移動しやすくなりました。
1時間バスに揺られていたところを、電車で40分ほどで行けてしまったりします。
紅葉のシーズンと正倉院展が始まる前に、思い切って出かけてみて正解でした。
しばらくはまたステイホームして、
見聞きしたものを発酵させようと思います。
首都圏はどの国もパンデミックの影響が大きいようです。
早く収束して、さまざまな催しが再開されるといいですね。
大阪などに比べると緑豊かで、見応えのある建築も多い、憧れのキャピタルです。
今年は金木犀をまだ撮影していなかったので、京都でぜひ!と注意していたら
岡崎疎水で一本見つけました。
この場所にあったことに初めて気づいたんです。
久しぶりの外出で、わくわくしました。
カレンダーをおろすことになる来年が、平穏な年でありますように!

