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モスクの窓(windows of a mosque)


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この春めいた卵いろの窓はどこの窓?これはモスクの窓。
snowdrop、ついにTVドラマ「オスマン帝国外伝」の舞台へ?

Where are we? Here we are in Kobe Muslim Mosque(→).




チューリップの季節に始まる展覧会、京都へ巡回するのはバラの季節です。

This exhibition will begin in the season of tulip in Japan.



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ここは神戸の街なかにあるモスク。
パール・ストリート沿いの北欧カフェから見えています。

The mosque is nearby that cafe markka along Pearl Street!


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三日月の銀にきらめくミナレットやまとの桜のつぼみのなかで

silver crescents shine
on the minarets of Kobe Mosque
surrounded
by lots of buds
of Japanese cherry trees



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神戸ムスリムモスクは、日本最古のイスラム教礼拝所(1935年完成)。
大戦の空襲から焼け残った「奇跡のモスク」です。

This mosque is the oldest in Japan (founded in 1935).
It escaped the fire of airstrikes during the war,
which is called "Miraculous Mosque".



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神戸は「々に門を開く町」。
このモスクと、シナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)と、カトリック神戸中央教会とが
徒歩圏内でほぼ正三角形に位置するといいます。
「平和の象徴、奇跡の三角形」です(NIKKEI STYLE 1月13日)。

Kobe Muslim Mosque, The Jewish Community of Kansai, and
Kobe Chuoh Catholique Church are arranged in triangle by chance.
The NIKKEI calls it "the miraculous triangle, the symbol of the peace".



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ヒジャーブ(スカーフ)は無くても大丈夫?内部の写真を撮ってもいいですか?
フレンドリーな受付の男性いわく、靴を脱いで靴下になればOK。
女性は男性とは別の扉から二階へ上り、ヴェランダから室内を見下ろします。
折しも礼拝時間外で、お祈りしているのは一人だけでした(祈る人は撮影禁止)。

The women should go upstairs and look down the ground floor.



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イスラームの文字はいつ見ても美しいですね。
この文字が読みたくて、ペルシア語をかじったことがあります。
アラビア語のコーランより、ペルシア語の詩集『薔薇園』に惹かれて…

The beauty of Arabic script and Golestān made me learn Persian.


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「アッラー」や「ムハンマド」、シャハード(信仰告白)が刺繍されています。
図書コーナーにはコーランがずらり!アラビア語はもちろん、英・仏語や日本語版も。
インドネシア語版が目立つ位置にあるのは、インドネシア出身の信者が多いからです。

These embroidery tells Allah, Muhammad, and Shahāda.
In the small library, there were the Koran in Arabic, French,
English, Japanese, Indonesian, etc.


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「オスマン帝国外伝」の大宰相の名、イブラヒームは、旧約聖書のアブラハムのアラビア語読みです。
小姓頭時代から恋焦がれていたスルタンの妹と、ついに結婚することができたのです♡ が…

In The Magnificent Century, Ibrahim (=Abraham!) 
married the younger sister of Süleyman I(1494-1566).



婚礼衣装のハティジェ(スルタンの妹)* Süleyman’s sister (telerecording)

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お向かいのハラル・ショップは次回とりあげます。
マアッサラーマ(サラーム=平和とともに)(アラビア語で「さようなら」)!
シナゴーグへは、末尾のリンクから「ももさへづり*うた暦」へどうぞ。
シャローム(平和)(ヘブライ語で「こんにちは」)!
「サラーム」と「シャローム」は「s, l, m」という母音が共通しています。
アラビア語とヘブライ語は兄弟のようなものなのですね。

Next time,
I will bring you to a halal food shop in front of the mosque.
مع السلامة (Ma'a salama = Good bye!)
You can visit the synagogue in Kobe in the below article.
שלום (Shalom =Hello !)

Both greetings include the "peace" (salama/shalom)
whose roots are in common √s l m .
Arabic and Hebrew are brother languages !


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神戸ムスリムモスク(2018年)☽ Kobe Muslim Mosque

神戸ハリストス正教会(2014年)☆彡 Dormition Orthodox Church in Kobe 



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ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は創造主やアブラハムを共有し、ヘレニズムやヘブライズムから生まれた兄弟のような宗教です。

Judaism, Christianity, Islam are brother-religions having God, Abraham in common, born from Hellenism and Hebraism.





(All Rights Reserved)







by snowdrop-momo | 2019-02-11 06:28 | Spring(春の便り) | Comments(9)
Commented by 1go1ex at 2019-02-11 16:29
「オスマン帝国外伝」、スカパーでの放送ですか?
チャンネル銀河というのもスカパーの系列?
面白そう! だけど残念ながらスカパーは視聴してなくて。
そんなにたくさんは見る時間が取れないものですから。

キリスト教、ユダヤ教、イスラム教は兄弟のようなものなんですね!?
歴史を見ても、現代でも、争いが絶えないのは兄弟ゆえでしょうか。
つくづく一神教は罪深い(?)というか、ややこしいものだと思います。
もし本当にただ一人の神様がいるなら、地上から宗教というものをなくすと思うんです。
Commented by snowdrop-momo at 2019-02-12 07:02
*1go1exさん
BS日テレで連日、14:30-15:30に放映中です。

http://www.bs4.jp/drama/ottoman/outline.html

いまは録画して、二倍速で見ているのですが
それでも毎日追っかけられている感じですね~

今シーズンはスペインの王女が登場し
テーブルではなく床で食事するのを嫌がっていました。
逆に、ギリシア出身のイブラヒムは皇女との新居にテーブルを入れ
庭に彫像を置いたりしています。
宮廷の内装やスルタン手作りの装身具など、細部まで美しく物珍しく…
お祝いのたびに振舞われるソルベ(シャーベット)、食べてみたいです!

この記事を書くにあたり、図書館で一神教の本を借りてきました。
「苛烈な砂漠から一神教が、のどかな山野から多神教が生まれた」
という図式は正しくないとか、目からウロコです。

「もし本当にただ一人の神様がいるなら、地上から宗教というものをなくすと思う」
逆説的ですね!これは耳からウロコです。
Commented by snowdrop-momo at 2019-02-18 05:19
*1go1exさん
追伸です。もし気づかれたらどうぞ。

宗教の違いが憎しみを生むのではなく、
憎しみが宗教の違いを理由にして憎む相手を攻撃させるのでしょう。
一神教の本を読んでいて、気づきました。
同志社大学の一神教学際研究センター長の著作と後書きで知りました。
Commented by 1go1ex at 2019-02-19 09:10
そうなんですね!
その憎しみは、自分の生活や存在を脅かされていると感じたときに生まれるのでしょうか。
お釈迦様でもない限り、その憎しみを乗り越えることは難しいのでしょうか。
考えてみれば、多神教の日本でも近隣の国々に憎しみを抱く人は多いですものね。
日頃の不満のはけ口にしているようにも思いますが。
憎しみから自由になるにはどうすれば良いのでしょうね。
Commented by snowdrop-momo at 2019-02-19 18:01
*1go1exさん
おっしゃる通り、憎しみは自分自身の不満のはけ口を他者に向けたものだと思います。
そして、悲しいことに、人間は憎しみを共有し何か1つのものをスケープゴートにしたとき、より固く団結するものなんですね。
憎しみから自由になるには、愛しかないと思います。
それも閉じた愛ではなく、開かれた愛だと思います。
最初の関門は自分自身を愛すること、そこからすべてがほぐれてゆくと思います。
Commented by 1go1ex at 2019-02-20 17:36
自分自身を愛することができない人が多いんですね。
子どもの頃、愛されてこなかったんでしょうか。
悲しいです。
Commented by 1go1ex at 2019-02-20 17:43
先ほどのコメント、少し補っておきますね。
子どもの頃、愛される相手は、親とは限りません。
親に愛されなくても、ほかの人から愛されて、自分をちゃんと愛せるように育っている人もいますから。
親子関係に限定しない大人と子どもの関係が大事なんじゃないかと思います。
Commented by snowdrop-momo at 2019-02-20 20:18
*1go1exさん
そうですね。
子供にとって親は、幾つになっても大きな存在ですから…
他人の私の愛では代わりにならないの?と悔しく思ったこともあります。

じつは震災後、親子関係や家族に限定されない新たな絆が
社会に広がるのではと期待したのですが…。
現実はそんな願いとは逆行して
家族(肉親)の絆の大切さが一層強調されるようになった気がします。

ついでながら、19日のコメントに言い足しを…
おっしゃる通り
「多神教は寛容で、一神教は排他的」という図式も正しくありませんね。
例えば砂漠の民で、時代によって多神教から一神教へ移行した例もありますから、
風土を理由とするのも正しくないそうです。
何を信じるかではなく、何を信じるにせよ信条の違いを認めることが大切だと思います。
Commented by 1go1ex at 2019-02-20 20:55
共感します!