本日和(♯reading weather♯reading week♯Indian summer)

小春日の午後、公園の木の椅子に掛けて歌集をひらきました。
栞代わりの木の葉を拾ったり、空を仰いだりする時間のほうが長くて…

Reading weather continues during Reading Week this year.
I spend more time picking up fallen leaves as bookmarks
and looking up the blue sky than reading this book.

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紅葉黄葉も「もみじ(もみぢ)」です。
でも「こうよう」は旧仮名づかいだと、その色によって
こうえふ」「くわうえふ」の二通りになります。

Chinese characters "紅葉" and "黄葉" are read "momiji" in Japanese.
While they are read "Kouyou" also in the modern kana orthography,
"kouefu"(red) and "kuwauefu"(yellow) in the old kana orthography.




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欅(ケヤキ)もみぢ




こもれびのライトを浴びて二重奏 紅葉(こうえふ黄葉(くわうえふ)音色とりどり




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さくら紅葉あふぐはいつも一人きり
いつもだれかと見るさくら花

chaque fois que
je leve les yeux vers des feuilles rouges
de cerisier
je suis seule

chaque fleur de cerisier est salue par des acclamations!


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Questioning and Answering Clouds by Kasuga Izumi



問答雲とは、高さを異にしながら ゆきかう雲のことです。
それでは、この白雲は…

Questioning and answering clouds mean the two groups of clouds
floating at different attitudes, in different directions.



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もみぢ葉楓(モミヂバフウ)の Vネックからのぞくのは
ことしの冬の雪白胸乳(むなぢ)

from V‐necked redgums
you see
the cleavage between breasts
of coming white winter



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トキワサンザシ(ピラカンサス)
「さ丹つらふ」は「丹色の頬(つら)をした」の意の枕詞です


さにつらふ常盤山査子(ピラカンサス)は 黒仮面つけたる百舌のひとみ惑はす

red cheeks of firethorn
seduce the eyes of a butcher-bird
that dresses up for masquerade


「百舌」の画像検索結果関連画像   
   百舌(モズ)(wikipedia)* ヴェネツィアの仮面(google search)


頁めくるたびに、いまは過去となり カメラはいまを追憶となす

chaque fois que
je tourne une page
le présent tourne au passé
mon appareil tourne à son gré
mes photos aux souvenirs


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撮る前からモノクロ気分追憶きぶん


色とりどりの紅葉&お気に入り秋ショット2018!


おまけ*Bonus(google search)

関連画像


トルコの大奥ドラマ「オスマン帝国外伝」にはまりかけています…


「Pargalı İbrahim Paşa television」の画像検索結果


ヴェネツィア出身の大宰相、イブラヒムの愛読書はダンテの『神曲』です。

Pargalı İbrahim Paşa reads Divina Commedia.

関連画像

ターバンあれこれ(pinterest)

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by snowdrop-momo | 2018-11-08 07:03 | Autumn(秋の便り) | Comments(11)
Commented by pikorin77jp at 2018-11-08 07:13
おはようございます。落ち葉の栞 いいですね~~~
次に本を開いたら ほんのり落ち葉の香 銀杏の栞の香を ふと思い出しました。香りって 記憶の引き出しの中にちゃんと収められてるものですね。
Commented by snowdrop-momo at 2018-11-08 07:23
*pikoさん
おはようございます。落葉の五重奏を聴いてきたところです♪
香りは記憶の抽斗(ひきだし)の鍵なのかもしれません。
プルーストはマドレーヌと菩提樹のお茶の香りから、幸福の記憶を蘇らせました。
ぎんなんの匂いで思い出すのは、むかし通いつめた、いまより人の少ない正倉院展…
Commented by echalotelles at 2018-11-08 07:24
モミジバフウの後ろには、大きな白鳥が隠れているのかもしれませんね。^^
今、読書週間なのですね。
今日取りだしてきた古い本の間には、1998年に行った展覧会のチケットが栞代わりに挟んでありました。
東京都美術館で行われていたテート・ギャラリー展。
すっかり忘れていて、記憶からもこぼれ落ちているけれど
こうして本を開いて出会える思い出というのもいいものですよね♪
Commented by 1go1ex at 2018-11-08 09:03
「突き抜けるような」という表現がふさわしい青空が広がっている日が多いので
(9月のあの長雨の日々を思い出すと、この好天続きに天の恵みが感じられます)、
雲の様子が目に飛び込んで来ますね。
「問答雲」という言葉、知らなかったです。
教えていただきたいのですが、紅葉は「こうえふ」、黄葉は「くわうえふ」と書くのでしょうか?
それとも「紅葉」「黄葉」のどちらにも当てはまる2種類の書き方なんでしょうか。
Commented by snowdrop-momo at 2018-11-09 06:56
*echaloteさん
おっきな白鳥ですね!
背中に乗ったら、空と海の青の彼方へ連れて行ってくれるでしょうか。
(『牧水の恋』もここで読んでいます)
あの展覧会、兵庫にも巡回したんです。探せば栞が出てくるかもしれません。
押し花や落ち葉を挟むのもいいですね♪
フランスのラヴェンダーの押し花は何年たっても香りが残っていたと書いた作家がいます。
Commented by snowdrop-momo at 2018-11-09 07:07
*1go1exさん
今年の秋は長雨で始まりましたが、その分、小春日和も長く続いていますね。
駅でも、足首までガードされた靴を履いたハイカーをよく見かけます。
問答雲、『空の名前』によると、天気が悪くなる前触れのことが多いとか。

文字の色に頼ったあいまいな書き方で済みません。
紅葉が「こうえふ」、黄葉が「くわうえふ」です。
黄が「くわう」となるんです。ちなみに黄金は「わうごん」です。
広辞苑を引くと、
新仮名と旧仮名に違いがある箇所だけカタカナで示してくれていて便利です。

歴女に仏女、鉄女に続いて刀女もブームに?!
snowdropは仏女のはしりでした。仏像だけでなく仏文学にもはまりましたが…


Commented by 1go1ex at 2018-11-09 13:08
ご教示ありがとうございます。
句作の参考になります。

私も仏女(という名称は今まで知りませんでしたが)でした(笑)。
高校時代、親しい友達と二人で奈良、京都のお寺を訪ねて歩き回っていました。
あの頃は嵯峨野も人が少なくて風情がありました。
奈良では秋篠寺が一番好きでした。
岡部伊都子さんの『観光バスの行かない 埋もれた古寺』という本がバイブルでしたよ。
Commented by milletti_naoko at 2018-11-09 20:26
紅葉がきれいで、歌が興味深いです。ブレーメンの音楽隊は
リストラ、確かにそうですよね。自問するような語りかけるような
リズムと語順に、まるで思いが頭に浮かぶ順と様子まで分かるようで
不思議におもしろい句だと感じました。

トルコにも大奥があったんですね! 大宰相がイタリア出身で、その愛読書が
『神曲』だというのも興味深いです。ダンテも、フィレンツェを追われて、
当時は異国だったラヴェンナで最後は務めて生涯を終えていますから、
文学的・宗教的内容の深さと質に加えて、自分の生涯と重なるものを、ダンテや
様々な登場する歴史的人物に重ねていたのかしらなどとふと思いました。
Commented by snowdrop-momo at 2018-11-10 06:07
*1go1exさん
いい俳句がたくさん出来るといいですね。
私もご質問していいですか。
知人のお蕎麦屋さんに
「新そばや酔へば泣く君酒半ば 碧」
という短冊が毎秋掛けられるのですが、
これは河東碧梧桐なのでしょうか?
私も知人もそれぞれネットで引いてみたのですが…
いつかどこかでご覧になったら、お教えください。

秋篠寺、私も大好きです。
奈良もだいぶん頑張って、観光バスの行かない古寺(こんな面白そうな本が!)も減ってしまいました。
Commented by snowdrop-momo at 2018-11-10 06:59
*naokoさん
コメントをありがとうございます。
ほんとうに、面白い語順の歌ですね!
「要するにリストラの話」(現実の日本)でぷつっと切って
「ブレーメンの音楽隊」(異国の童話)とくる意外性がなんとも…
naokoさんはきっと歌を口ずさんで鑑賞なさるのでしょうね。

トルコの大奥、はい、ハレムです~。
晩秋のラヴェンナでダンテのお墓参りをしました。
ダンテの時代のフィレンツェ人にとって
ラヴェンナは今よりずっと遠い「異国」だったのですね。
そうお聞きすると、いっそう胸に迫るものがあります。
イブラヒムと皇女→パオロとフランチェスカ
と連想するばかりだったので…
むかし、京都の小さなギャラリーで
パオロとフランチェスカが扇風機の風にあおられている
アールヌーヴォーのポスターを見ました。
naokoさんにもお目に掛けたかったです。
Commented at 2018-11-11 08:50
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