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ホテル・ニュー・カマクラは素泊まりホテルなので
朝食は近所で摂ることにします。
ホテル周辺の家も、大正から昭和の趣きたっぷり。


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鎌倉の歌友お勧めのカフェの、
打って変わってスタイリッシュなこと!
朝7時から開いているのも有難いです。
窓際には早くも数組の先客が。

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カウンターに座って、マスターが焼き菓子の生地を整えるのを眺めます。
手前の美味しそうなジャムの瓶はほどなく陳列棚へ運ばれてゆきました。


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いつもならあっさりしたスープセットを選ぶところですが…
歌友お勧めのアボガドのサンドイッチにチャレンジ!
野菜もベーコンも仕入先を厳選しているのだとか。
おかげさまでしっかり栄養をチャージできました。
(ベーコンを食するのはじつに数年ぶりでした!)
🐄
カフェラテで、旅行中不足がちだった牛乳も補給。
マスターはバリスタの技術もお持ちなのですね!!
Che carino(ケ・カリーノ:なんてきれい)~~!!↑☕


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日本家屋もしっとりしていて、いいですね。
小津映画の笠智衆がステッキをついて出てきそう。


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白壁に赤い実のゆれる絵本屋さん。ブログ「海の古書店」では
いつか訪ねたいと書いてありましたが(2019年の記事)、
2024年にはすでに店主とお友達になっておられました。
さすがはマダム、社交的でいらっしゃいます!

シマエナガは去年、snowdropのサンルームにも飛んで来ました。
ぐうぜんですね!
歌友から頂いた花瓶敷きの上にちょこん。

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若きらとすれ違ひたるをみな二人あなたと吾は指がおそろひ

snowdropがブログで「手出し」を始めたのは(左)
ブロ友さんのお写真にインスパイアされたから(右)
ブロ友さんのInstagramからお借りしました:右)

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あこがれの君のブログが吾(あ)を迎ふ五感・三次元ワールドとして

your blog world
welcomes me as
3-D world
appealing to
my 5 senses


(All Rights Reserved)






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鎌倉で見つけたとっても素敵なお菓子屋さん。
鶴岡八幡宮の牡丹苑からバスに乗る途中で立ち寄りました。
この飾り窓の中にはどんなお菓子があるのでしょうか?


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木の扉を押して中に入れば…

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アルザス地方の民族衣装の少女を描いたことで知られる
Hansi アンジ(1873-1951)のイラストが飾られています。
アルザスのお菓子クグロフの型も見えます。
側面の筋目はアルザスの谷を表しているんですって。
絵の中の少女の一人がクグロフを載せたお皿を持っています。


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あっ!ガラスケースの上にほんまもんのクグロフ発見!!
うさぎの顔を描いた袋に入っています!!
超キュートなアイデアですねえ🐰
店名の「クグラパン」=「クグロフ」(菓子名)+「ラパン」(兎)です。


クグラパンきやうだい三羽集まれば気ままなおしやべり止まらなくなる


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ガラスケースのなかには和洋折衷タイプの兎のお菓子。
見た目は栗まんじゅう、中身はムースケーキです。


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snowdropは日持ちするうさぎのフィナンシェを持ち帰りました。


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イースターどころかホワイトデーさへも待ちきれなくて食みしうさぎ菓子

I could not wait
for not only Easter
but even White Day
I ate two little cakes
in the shape of hare

クグラパン店ごと連れて帰りたい方は空色小箱をどうぞ

❄ 明後日はホワイトデーです 🐰
🥚今年の復活祭は3月31日です 🐇


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お菓子箱もショップカードもお洒落なクグラパン、
白川沿いにあったプルーストゆかりのカフェ「失われた時に」の
マドレーヌの箱を思い出します。
鎌倉や京都で息づくフランスのエスプリが
心を旅へ連れ出してくれます。


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三年(みとせ)まへ時をとめたるカフェひとつ
まなこ閉づれば菩提樹茶(ティエイユ)のかをり

Au temps perdu,
le café est fermé il y a trois ans
mes yeux fermés
m'y emmène......
arôme de tilleul

蔦の葉は古代羅馬のハート形君に贈らな真つ赤な愛を


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ホワイトデーのおまけ💚

常緑のハート形、蔦の葉は古代ローマの愛のシンボルでした。
ヴァレンタインデーのころ、真っ赤な蔦の葉を見つけました

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ウクライナ色のミモザと青空 (2023年3月下旬)

3月8日はミモザの日ですが、わが村のミモザは毎年つぼみです。


ミモザの色のホテルなつかしミモザ咲く春はおそらくあと十日さき


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一月にsnowdropが泊まっていたミモザ色のホテルは、こんな風に
鎌倉駅ホームから見えます。アールヌーヴォー調の文字板が目印です。

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関東大震災を耐え、瓦礫の中にぽつんと立っていたという鎌倉駅。
その駅舎と時計台を経て徒歩2分。


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ホテル・ニュー・カマクラは木造モルタル造の大正建築。
京都の料亭平野屋の貸別荘が、大正末に鎌倉初のホテルとなり、
戦前は「山縣ホテル」と呼ばれていました。(旧館)
避暑中の芥川龍之介が岡本かの子と出会った場所でもあります。
snowdropの文芸嗜好を熟知した鎌倉の歌友お勧めの宿です。


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いまはフロント係の常在しない素泊まりの宿です。
でも、駐車場からスタッフが目配りしてくれていて
安心できる上、開放的。昭和の一軒家のよう。


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ロビーでくつろげばVIP気分。
置いてある雑誌をみて、新館に唐傘の天井の間があることを知りました。
宿泊客がいない時は鍵を開けてもらえます。
平野屋時代の鬼瓦にご挨拶して、いざ参る!

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こう来ましたか~~(ふるカフェ系風に)
京都の平野屋の茶室の傘を、照明の傘として使っているのですって!
その茶室では、明治天皇と二位の局(大正天皇の母)が茶を喫したとか。
新館とは思えない重厚な雰囲気です。


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snowdropが宿泊する旧館のお部屋はこんな感じ。
二人でお泊まりなら、ツインの「御成」、
三人なら「西御門」などいかがでしょう。

川の字になりて眠れば雪のゆめ(まろ心の俳句)


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渋い「北帰行」も旅のロマンをかき立てます。
海を見た日はここで眠りたい…
旧館のどの部屋も、宿泊客がいなければ
いつでも扉が開いています。
次なる旅の夢がふくらみますね。

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旧館はバス・トイレが共用なのですが
誰よりも早起きで(FM「古楽の楽しみ」のために5時前起床)
誰よりも早く休む(19時にはお風呂も夕食も済ませてしまう)
snowdropに不便は感じられませんでした。
このステンドグラスの向こうに洗面所と御手洗があるのですが…

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こんなリッチな空間なら、個室のバストイレよりずっと素敵。
洗面台にこぼれた水滴は置いてあるタオルで拭います。
これは我が家でも習慣にしている、暮らしの知恵です。

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他の泊り客より一足先に入浴も済ませ♨寝床でカメラをチェック。
鎌倉へ来る前に、東京の歌友から貰ったストラップに心和みます。
障碍のある方の手作りなのだそうです。
ぬくもりのある色と丁寧なつくり。
カメラケースに通していた紐の色ともぴったりですね!趣味が合う?

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新聞広告の雪中紅梅


鎌倉駅の南口と北口をつなぐ地下道の写真展示を、じっくりと見直します。
寺山修司の名前が出てくるのは、鎌倉文学館(休館中)の影響でしょうか。


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春が来る寺山修司パリ五輪墨の文字よりかをる鎌倉

Spring will come,
Terayama Shuji,
Olympic Games Paris―
a calligraphy exhibition shows
the atmosphere of Kamakura

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長谷寺(鎌倉)の雪白の梅(1月)

報国寺のお日さま色の蠟梅(1月)

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鎌倉のミモザもはやも咲けるらし友のインスタグラムは金いろ


うたびとを星にたとへし時代あり星の子どもか君もわたしも


Noëlさんはうたびとでもあります☆彡

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きさらぎの歌会で着けたミモザのブローチと手袋


ブローチはテディ・ベア作家の友の手作りです🐻

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きさらぎの住吉の浜とほければ帰りなんいざ鎌倉の海 (2月の吟行から1月の旅の回想へ、時を戻します)

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鎌倉の海と富士(一月)


海に誘われ、江ノ電に乗った。
七里ケ浜で途中下車すれば、体をほぐす茹蟹色サーファー、
散歩中の犬、餌をねらう白鷺。


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手前の白鷺に近づくべく、強風の浜へ降りてみた。


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しらとりはきつとわたくしかぜをうけなみにあらがふさだめうれしみ

I must be
a snow-white egret
content with the destiny
to be blown in the winds and
to resist the raging, stormy waves


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海潮のみちくるまでをここに佇つ怖れなけれど岸より遠し

小中英之『わがからんどりえ』

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旅の朝スマートフォンより流れいづるオーボエダモーレの音を絞りつ

in the morning
on a journey
I lowered
sound of oboe d'amore
from my smartphone

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oboe d'amore ♡ oboe of love


紺瑠璃の冬波だけが聴いてゐた七里ケ浜の愛のオーボエ

only the blue glass
of winter waves
was listening to
the oboe d'amore
at Shichirigahama beach



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歌集『湘南の風』を編んだ兄上と、ブログ俳句をたしなむ弟君に寄せて(2023年)

兄弟(あにおとと)連句を巻くも楽しからん二重螺旋の神秘の一夜(ひとよ)


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文字摺り草(捩花;螺子花)(2023年)


くれなゐのらせんかたみにからみあひわかつすべなきもじずりのはな

scarlet spirals
intertwined with each other
like twins
who can divide them,
a pair of Spiranthes sinensis?


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「光る君へ」(大河ドラマ)の「かなふみ」コーナーで作りました

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天王寺ステイションの花屋にてミモザの八日の近づくを知る

al negozio di fiori
alla stazione di Tennoji
la mimosa 
m'ha annunziata
la festa della donna

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ウクライナ・カラーのトラムを見送りてリバース・カラーのトラムを迎ふ


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いまどきのエモい古代のイメージをトラムの吊革広告に愛づ


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まつむしとふ駅の名まへに覚えあり次は訪ねむ母の母校を


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バスめきたるクラクションを鳴らしつつ阿倍野筋ゆく路面電車は


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とまりますボタンはチーンとすずやかに鋭く響くバスのそれより


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クラシック・タイプのトラムを待ちながら十数分を佇みにけり



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ひさびさの晴れの土曜のみ社を和服すがたの姉弟(あねおとと)ゆく


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川端康成に共感して

のどかなる反り橋なれど上るのは怖し下りはさらに怖しも


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鉄幹の腕にすがりしとふ登美子着物姿なら無理もなし


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辰年に詠める

住吉の神のうさぎの愛らしく去年(こぞ)訪ねざることを悔やめり


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住吉のうさぎの社ですれちがふ子らにうさぎのフードの多き


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波の上(へ)を走る兎の月の夜を漕ぎ出でけんや遣唐使船


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住吉公園


住吉の汐掛け道の果てまでも歩けど潮の香りだにせず


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住吉の高灯籠はむなしくはないのか街の灯に囲まれて


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きみの名は五位鷺いいえ蒼鷺です無位無官にて心平らか


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きさらぎの東(あづま)にならぶ河津桜その二本(ふたもと)と住吉で逢ふ


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紺青の淡海(あふみ)なつかし幼き日かぎし菜種の黄いもなつかし


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近江なる星の歌人と浪花なる星の歌人のめぐりあふけふ

南海の駅より五分歌会の場所は昭和の隠れ家のなか


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16(人ゐる!)×(掛ける)2(首)だから三十六歌仙まであと一歩?

漢数字と算用数字を一首にて混ぜてもよいか訊けばよかつた

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ひな祭りの弥生はすぐにやつて来る菖蒲まつりの皐月もやがて


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来年の正月飾りはいかがでせう鬼なら笑はせといたらいいの


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なつかしき火鉢に見入るなつかしき母おもはする和装の歌人


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チャリンコが春風として通りすぎ隠家(エルミタージュ)はまもなく三時


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いえべつに飲みたいわけぢやないんです友のゆかりの春鹿の酒

垂仁の郷の新酒にときじくのかぐのこのみの香りをもとめ


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次の二首は snowdropが歌会に提出した短歌です(無記名)

すみよしの橋わたりたる星の子をしのびて着ける春のこさあじゆ     ゆきこ

そのむかしデストロイヤーとふ猫ありきこつそりふぐを食らひて死にき  ゆきまろ


トムとジェリーのチーズ登場!! : HANGOVERS SALOON BLOG さん
(google search)

欠けてゐるからこそ歌を詠むんだねトムとジェリーのエメンタールチーズ

がんがんと頭が痛い帰らうか知恵熱だらうから大丈夫

おのが歌読み返しては泣いたつていいんだと聞くロッテリアの夜


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しづけさがゆつくりほどけほほゑみのうかぶうたびとわすれがたしも

音楽に休符 短歌に間のありて うた会の黙(もだ)熱く 愛しく

千の星千の花弁になれるはず歌会にゆるる千の言の葉


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歌会のかへりのホームで仰ぎたるスノームーンの青をわすれじ

(ブルーな通天閣も…)

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